真性包茎とは?リスクや治療法などの基本情報を徹底解説!

包茎であることをコンプレックスに感じている男性は非常に多いかと思いますが、包茎と一口に言っても大きく仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類に分けられます。
これら3種類の包茎のうち最も多く見られるのは仮性包茎で、医学的には問題ないとされているため、積極的に治療を行う必要はありません。
一方で、残りの2種類に関しては放置すると様々なリスクが生じるため、可能な限り早めに治療を行うべきとされています。

ここでは、仮性包茎の次に多いとされている真性包茎の基本的な情報、具体的には他の包茎との違いや放置した場合のリスク、主な治療法について解説していきます。

真性包茎の基本情報|3種類の包茎の違い

冒頭でも述べた通り、包茎は大きく仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類に分類されますが、真性包茎とは正常時・勃起時問わず亀頭が包皮に覆われているタイプの包茎です。
包皮口が極端に狭かったり、亀頭と包皮が癒着してしまったりするために、正常時であっても手を使って包皮を剥くことができない状態のことを指しますが、真性包茎の方は正常な性行為ができないケースが多いため早めの手術が必要です。

また、包茎の中で最も多いとされる仮性包茎は、正常時は亀頭が包皮に覆われているものの、手を使えば簡単に亀頭を露出させることができます。
症状の程度には個人差があり、勃起すると自然に亀頭が露出する方もいれば勃起時でも皮が被ったままの方もいますが、仮性包茎は医学的に問題がないタイプの包茎であるため、基本的には積極的に治療を行う必要はないとされています。

カントン包茎は、包皮口が狭いにもかかわらず、包皮を剥いたまま放置したり無理に剥いてしまったりした結果、皮が元の状態に戻らなくなってしまったタイプの包茎です。
場合によっては、亀頭への血流が止まって亀頭が壊死してしまう恐れがあるため、早めに治療を受ける必要があります。

以上が3種類の包茎の違いとなりますが、真性包茎は放置すると様々な弊害が生じるリスクがあるので、カントン包茎同様に早めに治療を受けることが大切です。

真性包茎の基本情報|治療を受けずに放置した際のリスク

真性包茎は単に見た目の問題だけでなく、放置すると様々なリスクが高まります。

真性包茎の方は、亀頭が常に包皮に覆われた状態なので、包皮内の衛生状態を保ちにくいというデメリットがあります。
包皮内の衛生状態が悪化すると、細菌が繁殖して悪臭の原因となったり、繁殖した細菌が原因で亀頭包皮炎や尿道炎などのリスクも高まります。
慢性的に炎症を繰り返している場合は陰茎がんのリスクも高まりますし、炎症が起こっている状態を放置すると性感染症にかかりやすくなるという問題もあるので注意が必要です。

また、真性包茎は正常な性行為を難しくするというデメリットもあります。
例えば、勃起しただけで痛みが出る、性行為中に痛みが出ることで射精まで至らない、性行為中にコンドームが外れるといった問題が生じる可能性があります。
加えて、亀頭が包皮に覆われているために刺激を感じにくくなって遅漏の原因になったり、射精しても包皮が邪魔をしてしまうことで十分な量の精子が子宮まで到達せずに不妊の原因になったりするケースも少なくありません。

さらに、亀頭が常に包皮に覆われた状態で成長期を過ごすと、亀頭の発育が妨げられて先細りの男性器になる可能性があるという問題もあります。

真性包茎の基本情報|代表的な包茎手術方法

上記の通り、真性包茎を放置すると様々なリスクが生じることになるので、可能な限り早めに治療を受けるのが基本です。
真性包茎を治すためには包茎手術を受ける必要がありますが、現在行われている代表的な包茎手術の方法としては環状切開法や亀頭直下埋没法などが挙げられます。

環状切開法は、主に泌尿器科などの医療機関で実施されている包茎手術で、包皮を切開して余分な包皮を取り除いた後に切開部分を縫合します。
真性包茎の場合は保険適用で手術を受けることが可能なので、包茎手術の費用を抑えたいという方にはおすすめですが、術後に縫合部分の皮膚の色がピンク色と茶色の2色に分かれるツートンカラーと呼ばれる状態になる恐れがあるので注意が必要です。

一方の亀頭直下埋没法は、主に包茎手術を専門で行っているメンズクリニックなどで実施されている手術です。
縫合部分が環状溝と呼ばれる亀頭の付け根に隠れる手術法なので、ツートンカラーの心配はありません。
そのため、術後の見た目を気にするのであれば亀頭直下埋没法がおすすめですが、基本的にはメンズクリニックでは保険適用で包茎手術を受けることはできないので、費用負担は大きくなります。
また、亀頭直下埋没法には高度な技術が必要なので、この手術を希望する場合は高い技術と豊富な実績を持つ医師が手術を担当してくれるクリニックを選択することが大切です。

まとめ

通常時・勃起時にかかわらず常に亀頭が包皮に覆われた状態の真性包茎は、放置すると悪臭を放つようになったり、亀頭包皮炎などの病気のリスクが高まったりします。
加えて、正常な性行為が難しくなるケースも少なくないので、真性包茎の方は早めに治療を受けるのが基本です。

また、真性包茎の代表的な手術法としては、泌尿器科などで実施されている環状切開法やメンズクリニックなどで行われている亀頭直下埋没法などが挙げられますが、環状切開法は費用を抑えられるもののツートンカラーのリスクを伴います。
そのため、見た目を気にするのであれば、メンズクリニックなどで受けられる亀頭直下埋没法がおすすめです。

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